出来事

言っちゃいけないことはたいてい正しい

高齢者国家となった日本。高齢者の集団自決で少子化問題を解決するとの話が出ている。言っちゃいけないことはたいてい正しいというのであれば、なんでも正しくなりますね。

深沢七郎氏の小説「楢山節考」の世界に似ている。貧しいので、年寄り生かしておくと、食料がなくなっちゃうから老人を山に捨てに行く。

人口が減るというのは、昭和50年代頃からは全く予測がつかなかった。人口が減ると食料生産量との関係で、ヨーロッパ並みになり、個人が豊かになるということが言われてました。国が本当に豊かであれば、若い人も豊かで、全体が豊かになっていく。老人を支えるのに若者が困るというのは、国が豊かではないからです。そもそも、子供を育てるのに、夫婦共稼ぎで、預ける子供が多くて保育園が足りなく、とても困っていたという事実をご存じですか。

いきなり政治システムの話ですが・・

多数派を優先する民主主義というシステム。それを修正できるのは少数意見をまともに検討するべきであるというシステム(法律)の導入にある、政党は政権を取ることばかりに主力を注ぎ、結局専制的な政治というのは民主主義の外皮をまとうことで、いくらでもできる。老人が多くなると老人の、若者が多くなるの若者の政治が優勢になるということですが

「これは民主主義という理念一般の問題というより、代議者や政党にあらゆる政策・立法を委ねる「一括間接代議民主主義」とでも言うべき特定の選挙制度の問題だろう。外交安全保障から夫婦別姓問題、金融政策から不妊治療に至るまで、まったく異なる専門性と利害調整を求めるあらゆる政策を束ねて一人の政治家、一つの政党に投票する。考えてみれば不思議な習慣だ。」

日本は豊かになれるのか・・

「日本経済とか、日本社会というのは他の国々ではそう簡単ににまねできないような非常に強い魅力をいくつか持っている。
小さくてちょっとニッチな市場なんだが、この市場をとても力強く握っていて、場合によってはにグローバルに独占していけるような中小企業たくさんあって、こういった企業のおかげで実は、日本が今でも世界のトップにたっていける経済指標、これは経済の複雑度と言われているものだが・・これは、他の国で、他の地域で作ることのできないような商品とか、製品というのをを作っている、輸出している度合いがどれくらいかを表している指標なんですが実はこの指標で日本は一番すっと世界一でありまして、 衰退している停滞しているこの20年でも世界一を保っていて むしろずっと保っている独走度合いが高まっていることが知られている。」

日本は変わってきている。優秀な海外企業の工場も誘致し、日本の人達が海外に働きにいかなくても、十分な稼ぎができるようになってきている。地方が限界集落となったのは、日本の企業が海外に行ってしまい、つまり産業の空洞化で仕事がなくなってしまったことにあるので、それらを高齢者のせいにするというとぼけた説に驚き。

日本の戦い方は過去とは違います。日本のGDPがドイツに抜かれ、インドに抜かれそう。一応名目GDPでは。
実数 でみると4兆2000億ドルで思ったより日本は稼げている。
内部留保が500兆ドル さらに95兆稼いで儲かる状況。大企業はお金があり、大手は賃上げ頑張っている。初任給で動き始めている。若い者が割を食っているというのは嘘。
総需要 実際の需要で  実質GDP
総供給 経済全体供給力 潜在GDP
この2者の関係で財政出動の規模が変わると言って良い。

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